久しぶりに修理ネタを!
パナの2室マルチエアコン、外機はCU-M452A2
動作しないという事で点検依頼。
B号機でエラー確認してみるとH12、あまり聞かないエラーコードだが調べるとペア機異常らしい。
A号機はリモコンすら受け付けない。
A号機の何らかの異常という事で診断開始。
室外機を見てみると、A号機の3Aヒューズが飛んでいます。
外機電源と並列で繋がれて内機に200Vを送るラインなので、内機側での短絡ショート、普通に考えると・・・
内機の配線図を見てみると200Vラインに繋がっているのはドレンポンプと基板ぐらいで、ファンモーターは違うようである。
ドレンポンプのコネクターを外し、3Aヒューズを交換しテスト。
ブレーカーを上げた瞬間にヒューズが飛びます。
という事は基板?
基板への200V入力ラインを外し再度テスト。
ガビ~ンやはり飛びます。
ムッムッムッ!配線図上ありえないけどな~
もしかして!と外機側へまわり、内機との渡り線を外し再度テスト。
やはり飛びます。
という事は内機は関係ない!
後は外機端子台しかない。
端子台を外し、直接接続しテスト。
OK!OK!OK!
試運転してみてもA号機・B号機とも動作し、よく冷えます。
端子台1番2番テスターで導通確認するも、もちろん導通はありません。
では、何故?
ここで、メガを取り出しアースクリップを1番に、ラインクリップを2番に・・・オヨョ50MΩまで振ります。
これが原因か!
もちろん、1番3番・2番3番だと振りません。
端子台、見た目に怪しければ疑うが、そうでない場合は、たどり着くまで時間がかかりますね。
やれやれ、原因がわかって、仮運転も出来、なんとかしのげました。
(^◇^)