電気屋奮闘記

ゲッゲッ!手抜き工事?

以前書いた漏電の続き。
まだ読んでいない人は、こちら
http://ameblo.jp/k-create/entry-11079880645.html
天候が回復し、お客様とのアポイントも取れたので、
早速、調査補修にお伺いしました。
分電盤の上、天井裏内で水が入ってきている配管は確認済み。
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配管の行き先、水が入ってきている場所を特定し、
補修をして水が入ってこないようにしないといけません。
配管内は2mm2心VVFケーブルと2mmアース線からすると、
外部に繋がるコンセント回路ということになる。
ブレーカーの表示は風呂ポンプ・2階トイレとある。
2階トイレは屋内なので考えられないが、念の為確認。OK!
次は風呂ポンプ、何処にあるのか探してみると有りました。
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見栄えはいいのかもしれませんが、これでは機器のメンテナンスが出来ないですね。
このカバーの中に、お風呂の循環ポンプ・エアコンの室外機が2台あります。
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この防水コンセントかなと開けてみると、アレレ、ボックスがない???
隣の入線ボックスからVVFケーブルだけが出ている。
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入線ボックスを開けてみると、ここもボックスがない?
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CD管だけが出ている。こんな工事あり???
ただ、ここから水が入っている様子はないので、コーキングを打ち、元に戻します。
はてさて、何処かな?
後は屋上かなと、見当をつけ、屋上に上がります。
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オヤオヤ、怪しい物を見つけました。
屋外ウオルボックス、コーキングされていません。
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これでは、雨が入ります。
中を見てみると
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雨がたくさん入ったようで、取付板もふやけています。
コンクリートスラブ内ボックスにも水が溜まっています。
水の侵入経路は特定できました。
後は補修。
ウオルボックスにコーキングを打ちます。
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これで、OK!
なんとか場所の特定・補修が出来ました。
なぜ、こんな手抜き工事になってしまっているのか、この物件の建築に携わっていないので
わかりませんが、(想像はつきますが)困ったもんです。