電気屋奮闘記

「部品交換要領書の怪」の巻

 

いつも思うのですが、部品に時折入ってくる部品交換要領書というか説明書き、不親切過ぎないですか(ー_ー)!!

メーカー・品種・機種問わず、この手の文章は独得の読解力と推理が必要かと(笑)

先日行ったオーブンレンジの修理の場合。

機種:RE-S20A
症状:電源入らず

故障診断自体は回路図が読めてテスターが使えれば、ピッピッピッ!と何か所か測定すれば診断OK!今回はヒューズ切れではなくコントロール基板不良で、届いた部品に入っていたのがこの写真の説明書。

部品交換後、重量センサーの調整をしないといけないのですが、最初に適用機種一覧で機種名とパターンを確認してから行ってくださいという事だが、今回の機種RE-S20Aはどこを見ても無い(ー_ー)!!

しかし、パターンAにRE-S20Bがあるので、同シリーズだからこの機種はパターンAで調整すればいい、ここまでは推理できるし許そう(笑)

実際の調整で①初期値合わせをするのだが、回転網の上に治具630±35gのせて行うとあるが、この治具ってなに?±35gとあるから正確なおもりでは無いとはわかるが、630gってなに?・・・これお皿、ターンテーブル用の丸皿のことです。
キッキッキッ!なぜお皿をちゃんと載せて調整してね!と書けない!(笑)それなりのメーカーの都合があるのでしょうが、サービスやっている人にしかわからない表現です。

で、続いて②の勾配値合わせですが、これまた治具1630g±35gとあります。
単純に1Kg増えているわけですが、ではこれはどうするかというと、キッチン近辺にあるであろう、何でもいいのですが砂糖・塩等の買い置きがあれば500gのもの2つもしくは1Kgのものを使ってターンテーブルに乗せて調整しろとのこと(ー_ー)!!

私は水1ℓ、正確には500mℓのペットボトル2本に水を入れ調整を行いました。

なんてことはない修理ですが、これから修理をやっていこうという人にもわかるように書いてくれないかな~(笑)