電気屋奮闘記

冷蔵庫今昔(笑)

先日三菱電機のエアコン・冷蔵庫研修会に行ってきました。

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その時に「霧ヶ峰&スリムエアコンGOGO!キャンペーン」の報告があり、

(そんなことをやっていることも知らなかったのですが(^O^))弊社県内6位だそうで、

う~ん微妙()

まだまだ頑張りが足りないようです。(+_+)

 

本題に。(昔の思い出話と、冷蔵庫の配達納品時、横にしても大丈夫か?です。)

 

当日のエアコン・パッケージエアコンの研修は置いといて()

冷蔵庫( ..)φメモメモ

冷蔵庫の研修と言っても商品の説明で技術的な話はあまりなかったのですが、聞きながら昔を思い出しておりました。

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私、サービスマンのスタートが冷蔵庫担当でして、かなりの思い入れというか、苦労というか、思い出があります。(^O^)

かれこれ20数年前、当時どのメーカーもレシプロの圧縮機からロータリーの圧縮機に切替、大失敗(+o+)

消費電力が下がり電気代が半分以下になりますよ~などと言っておりましたが、肝心のコンプが壊れるは壊れる(+_+)

で、沢山のサービスマンが(事業部からの応援も入れながら)コンプレッサー交換の出張修理に追われるわけですが、その中の一人が私。

当時、メーカーサービスに入る冷蔵庫修理の9割は圧縮機不良コンプレッサー交換で、残りの1割が霜取り関係やパッキン・ダンパー関係だったように思います。

 

京都議定書もない、むかし話です。

冷媒はR12、冷媒回収方法はピンチングプライヤーでコンプのサービス用銅管をピンチし、専用ビニール袋に回収、そして修理で一番大事な配管洗浄はソルベントをぶっこみR22を液でまたまたぶっこみ、透明で綺麗な液が出るまで行うという、今では考えられない修理方法でした。(ごめんなさ~い。オゾン層破壊をかなりしました(+_+)

 

毎日、4~5件の修理伝票を渡され、県内を走り回り、お客様宅で修理の1時間半の間、延々と文句を言われ(庫内の食品がみんなダメになれば当然ですね)冷蔵庫の後ろで「すいません・すいません」と言いながら溶接をしていました。

 

当時の技術的なことや、苦労話を書けばきりがないので、また別の機会に譲りますが、あのフロンだらけ(冷媒・断熱材・修理方法)の冷蔵庫が、いまや「ノンフロン」が当たり前に、時代の移り変わりと、地球環境について改めて考えさせられます。

 

冷媒もR12からR-134aをへて、いまや炭化水素系のイソブタンR-600aに。<o:
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断熱材もフロン系の発泡剤ではなく、炭化水素系のシンクロペタンに。

そして、冷蔵庫で一番重要な冷凍機油は、モノエステル油又はポリオールエステル油を主剤とし、これに添加剤を足した合成油を使用しR600aとの相溶性もよく、このことから本題の冷蔵庫納品時に繋がるのですが、今の冷蔵庫は少しの時間であれば横積しても、(出来れば、しないほうがいいのは言うまでもない)設置後すぐに電源を入れても問題ないと思います。

 

上記は研修時、事業部の方と話をして教えてもらった事と、私の考えなので何かを保証するものではありません。

 

R12R-134aの冷媒を使っていた頃までは横積は厳禁で、納品時斜めにしたり、横にしたときは、少し時間をおいてから、電源を入れるでしたね。

 

冷媒の特性・冷凍機油の特性、そして両者の相性で取り扱いが違ってきます。

 

等等、久しぶりに冷蔵庫について、思い出に苦笑いしながら考えた研修会でした。