電気屋奮闘記

沖縄科学技術大学院大学

沖縄科学技術大学院大学
LANスイッチルーム空調機設置工事備忘録

2月6日事務所に大学院大学よりTEL。
空調増設工事見積もりをお願いしたいので、現場調査に来てほしいとの事。
勿論、初めてのコールである。

沖縄科学技術大学院大学学園(OIST)

沖縄本島のリゾート地、恩納村の山間に222ヘクタールの敷地を有し、沖縄振興策の一環として建てられ、リゾートホテルよりある意味立派なキャンパスとなっています。

キャンパス内公用語は英語で半数以上は外国人らしいです。
学力テスト全国ワーストワンの沖縄に世界最高水準の科学技術大学院大学、違和感を覚えるのは私だけ?(笑)

あることは知っていたが、行く機会もなく、今回の依頼で初めて訪れることに(笑)
行ってビックリ、建物の豪華さと設備のお金のかかりように(+_+)
エスコートする人がいないと間違いなく迷子になります(笑)

で、ここからはお仕事の話。
LANスイッチルームが2箇所あり、2箇所とも換気設備のみで空調はありません。
で、部屋がかなりの高温になりサーバー管理者より設備担当者に何とかしろとの指示で、近隣市町村の空調工事が出来る業者に声をかけ現場調査・入札となった次第らしいです。

現場説明・調査でわかったことは、ただ一つ、かなりの難工事となる事(笑)
工事の難しさと、やはり年度内に工事を完了しないといけないという事で、二の足を踏みそうになりましたが、チャレンジや~という事で頑張って積算見積もりを行い、結果なんと弊社が請け負うことに(いいことなのか?わるいことなのか?(笑))

施工するにあたり再度現場調査に入り、やはり見落としが(―_―)!!
機械室にビルトイン型を設置しダクトでLANスイッチルームに冷気を持ってくる部屋が1500mm×1500mmという狭い部屋で一つの区画なので、考えれば当たり前なのですが煙感知器がついています。という事は煙感知器と空調吹き出しとの離隔距離が取れない。ガビ~ン(―_―)!! どうしようかと焦りましたが、考えればダクトを下におろせばいいかと考え、念のため所轄消防署予防課にアポを取り、図面と現場写真を見せ相談を。
所轄消防の方に親切にいろいろアドバイスいただきました。ダクトを天井面から1m以上下げ煙感知器は換気扇の近くに移動して、換気扇は常時回すようにすればよいとの事。

これで、見落とし分は解決したが、難工事が簡単になることはなく、気合を入れのぞみました。

工事は休日にしかできないとのことで、3月21日22日23日の3日間で終わらせないといけません。

初日は6.3KW壁掛空調機配管長47m、天井内耐火ボードをいくつも開口し配管を通し2箇所で溶接、

 

室外機は屋上のタワー内設置、屋上タワーまですべて人力で上げます。高価そうな瓦屋根の上を室外機を持って歩くのは、気持ちが悪かったです(ー_ー)!!

2日目は5.3KW天井ビルトイン型、200φのダクトを2系統出し途中で1つにしダクトをLANスイッチルームまで吊ボルト他ダクトの間をぬうように持っていきます。室内機もそのままでは吊るスペースがなく、他設備の吊ボルトを撤去し、室内機を吊った後その設備を補強。一番の難関はダクトをいくつも壁を抜き設置するのは大変で人が入るスペースもなく苦労しました。

工事の具体的な内容は書けばきりがないので、写真のみ貼り付けておきます。

無事23日の午前中には工事完了、検査も無事合格。

来期もお願いねと、またまた追加予定の難しい図面をいただいて帰りました。(―_―)!!

がんばろ!(笑)